三条 健です。・無駄使いは止めよ! 予算6500万円の「豪華リオ遊覧旅行」だ! 

・志士は、足で取材し、足で伝播(でんぱ)した旅行家ばかり。
リオ五輪にも、次期開催地の東京都議会の視察団が派遣される。
・問題は総勢28人分の経費の金額だ!6200万円もの予算が確保されていた。
・ホテル代などの高騰によって1億円前後になる可能性もある。
・税金の無駄遣い以外の何物でもない。規模を縮小するのは当然である!
・都議団による豪華な海外視察には、これまでも疑問の声が上がっていた。
・平成20年には、視察団が帰国後に作成した海外調査報告書に、専門家の論文の丸写しが見つかっている。「海外視察」は「物見遊山」だった!
・無駄使いは止めよ! 予算6500万円の「豪華リオ遊覧旅行」だ! 









〜〜〜関連情報(参考)〜〜〜
2016.6.23 05:04更新  【産経抄
観光と視察 6月23日

 選挙のたびに新聞は、候補者の経歴や座右の銘などを紹介している。「尊敬する人」の欄には、明治維新の志士の名前をよく見かける。司馬遼太郎さんの『竜馬がゆく』のなかに、こんな記述があった。
 ▼「要するに、史上名を残した志士というのは、足で取材し、足で伝播(でんぱ)した旅行家ばかりということになる」。確かに竜馬も吉田松陰もひたすら諸国を歩いて人に会い、時勢を論じたものだ。それにあやかろうというのだろうか。
 ▼国会議員や地方議員にとって、視察旅行も大事な仕事の一つらしい。 リオデジャネイロ五輪パラリンピックにも、次期開催地の東京都議会の視察団が派遣される。ただ、問題は総勢28人分の経費の金額である。6200万円もの予算が確保されていた。ホテル代などの高騰によって1億円前後になる可能性もある。税金の無駄遣い以外の何物でもない。規模を縮小するのは当然である。
 ▼21日に東京都知事を辞職した舛添要一氏もあきれているはずだ。視察団には、高額な海外出張費をはじめとする、舛添氏の金銭問題を追及していた議員も含まれている。都議団による豪華な海外視察には、これまでも疑問の声が上がっていた。平成20年には、視察団が帰国後に作成した海外調査報告書に、専門家の論文の丸写しが見つかっている。
 ▼観光という語は、中国の周の時代の古典『易経(えききょう)』にある「国の光を観(み)る」から来ている。 もともと他国の政治や文化を視察して、自分の国で役立てるという意味だった。 日本では明治に入って、英語の「ツーリズム」の訳語に当てられてから、物見遊山の意味合いが強まった。
 ▼遊覧旅行と見分けがつかない議員の視察の実態を知れば知るほど、観光の語源を忘れてしまいそうになる。