・三条 健です。 
・「核安全保障サミット」で、米ロはプルトニウム68トン分の再利用で合意した。これは核兵器17000発分であるが、現在、両国は22000発の核兵器保有し配備または確保している。
・冷戦で世界制覇を目指して血眼になって核兵器開発を行った歴史がある。相手より多くの核兵器保有すれば優位に立てると信じ込み、核兵器開発に明け暮れた結果だ。
・今になって、テロ使用が怖くなった結果、何とかしようという会議を開始した。 この再利用の開始は4年後で、まだまだ核兵器は有り余るほど保有しているのが実態だ。
さらに、これから核兵器を開発して覇権国家になろうとしている国が沢山ある。 日本以外の国は核兵器の恐ろしさをまだ本当には判ってはいない。
・今の核兵器にあふれた世界は「恐ろしい社会」であることを報道し、また世界中の子供たちの教育を継続しなければならない。


〜〜〜〜メディア報道の一部<参考>〜〜〜〜〜〜
プルトニウム再利用へ署名 米ロ、核兵器1万7千発分
2010年4月14日 05時32分
 【ワシントン共同】クリントン国務長官とロシアのラブロフ外相は13日、「核安全保障サミット」が開かれたワシントンで、両国が核軍縮で余る計68トン分のプルトニウム原子力発電の燃料として再利用するための合意文書に署名した。核兵器1万7千発分に当たるプルトニウムを民生用燃料に転換し、核テロに利用される危険性を低減させるのが狙い。

 米ロは今月8日に配備済み戦略核兵器を大幅に削減する核軍縮条約「新START」に調印。合意文書の署名に当たってクリントン長官は「合意は新条約調印に続く新たな前進で、世界はより安全になる」と評価した。

 合意によると、米ロは戦略核兵器削減による余剰プルトニウムを両国の原発などの燃料として再利用。ロシア側は約25億ドル(約2300億円)、米側は約4億ドルをそれぞれ負担する。実際のプルトニウム廃棄開始は2018年の見込み。