中国系の幽霊会社がいったい何をしているのか？つぎに米国司法当局は監査に乗り出すべきだ！
・中国の怪しげな企業が、一度、国際金融都市の香港で登録され、香港籍企業はかつて英国植民地という特権から英領バージン諸島への会社登記が容易であり、洗浄ルートとして活用されている。
これらの中国系の幽霊会社がいったい何をしているのか？つぎに米国司法当局は監査に乗り出すべきだ！
・犯罪的資金をバージン諸島やアブダビ、ドバイといった送金の追跡も出来ないシステムを活用して、犯罪者に手を貸すのが欧米スイスの金融機関である。
英国の大手銀行バークレー・バンクは２億９８００万ドルという天文学的罰金を米国に支払う。ワシントン地方裁判所が課した罰金刑は、しかし銀行幹部の誰も入獄しなくてもいい。
米国のアメリカン・エクスプレス、ＵＢＣ（ユニオン・バンク・オブ・カリフォルニア）、ワコビアなど大手銀行が同様に麻薬資金の洗浄に手を貸していた。
英国領バージン諸島に登記されている幽霊企業は数万社。郵便ボックスしかない弁護士事務所が本社所在地として登録登記され、資本金は一ドルでも可能。ここへ形式的に送金された正体不明の資金は英領バージン諸島の監査当局のチェックを受けることなく米国と西欧への送金が可能ということだ。
〜〜〜関連情報＜参考＞〜〜〜
この改造内閣で日本はほんとに大丈夫？ 宮崎正弘
2010.09.17 Friday
面妖な資金の流れと米国の制裁と、そして欧米銀行とのイタチごっこ。犯罪資金洗浄に手を貸す欧米銀行は司法取引につぎつぎと応じてはいるが・・・。
２億９８００万ドルという天文学的罰金を英国の大手銀行バークレー・バンクは米国に支払う。ワシントン地方裁判所が課した罰金刑は、しかし銀行幹部の誰も入獄しなくてもいい。司法取引の典型である。
さてバークレー・バンクは、いったい何の罪を犯したのか？
０９年５月の判決はＲＢＳ（ロイヤルバンク・オブ・スコットランド）に対して５億ドルの罰金。同年１２月にはクレディ・スイス銀行に５億３６００万ドルの罰金の支払いを命じた。
いずれも米国が制裁しているイラン、リビア、スーダン、キューバ、ミャンマーなどへの送金、マネーロンダリングに手を貸して、資金の送金をドバイやバミューダを迂回して洗浄しつつ、当該「犯罪国家」もしくは犯罪集団へ送金したからである。
日本のように振り込み詐欺が横溢して十万円以上の振り込みが身分証明書提示でないと出来ないほどの厳密な規制があり、それを守る銀行と国民がいる。
他方では途方もない犯罪的資金をバージン諸島やアブダビ、ドバイといった送金の追跡も出来ないシステムを活用して、犯罪者に手を貸すのが欧米スイスの金融機関である。
お膝元の米国でさえ、アメリカン・エクスプレス、ＵＢＣ（ユニオン・バンク・オブ・カリフォルニア）、ワコビアなど大手銀行が同様に麻薬資金の洗浄に手を貸していた。
とくにワコビアのケースは悪質でメキシコから百四十億ドルの現金を武装車でギャングが運んできたことを知りながら預金を受け入れたそうな。
▲麻薬、武器密輸、コカインの巨額資金が洗浄される
銀行幹部はいずれも「従業員がやったことで（銀行は）知らなかった」として裁判では司法取引に応じた。法律の不備も手伝い、よほどの追跡記録が証拠として認められない限り銀行マンが起訴されて刑務所送りになることはない。
ノリエガ将軍のパナマ、コロンビアの麻薬王、メキシコの違法薬物など、麻薬だけでも市場は４０００億ドル。この資金洗浄に手を貸すとどれだけの儲けになるのか知らないが、米国はテロリストを追い詰めるために西側の協力を得て、しかし表向き協力すると言いながらも裏では、巧妙に「預金者」の利益を守るのが欧米金融機関という図式が浮かび上がってくる。
英国領バージン諸島に登記されている幽霊企業は数万社。郵便ボックスしかない弁護士事務所が本社所在地として登録登記され、資本金は一ドルでも可能。ここへ形式的に送金された正体不明の資金は英領バージン諸島の監査当局のチェックを受けることなく米国と西欧への送金が可能。
中国の怪しげな企業が、一度、国際金融都市の香港で登録され、香港籍企業はかつて英国植民地という特権から英領バージン諸島への会社登記が容易であり、洗浄ルートとして活用されている。
これらの中国系の幽霊会社がいったい何をしているのか、つぎに米国司法当局は監査に乗り出すべきであろう。
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（読者の声）菅内閣が改造され、部落解放同盟幹部とか、視野狭窄患者とか、左翼原理主義者、人権オバサン、北朝鮮贔屓とか、妙ちきりんなのが閣僚入りですが、宮崎さん、この改造内閣で日本はほんとに大丈夫？（ＴＹ生、埼玉）
