・「平成の新塔」スカイツリーには沈滞気味な日本全体を明るい気分に包み込み、政治、経済、震災、原発事故でうつむきがちの日本人を勇気付ける効果がある!

・三条 健です。
・高さ634メートルと、自立式電波塔としては世界一の東京スカイツリーが開業した! 関連商業施設を含めると、同区で年約880億円の経済効果が試算されている。
・昭和33年の東京タワー完成から54年、平成の東京スカイツリーが希望のバトンを引き継いだ!  スカイツリーには東日本大震災を乗り越えた、21世紀の日本の明るい未来を託したい!
・「平成の新塔」スカイツリーには沈滞気味な日本全体を明るい気分に包み込み、政治、経済、震災、原発事故でうつむきがちの日本人を勇気付ける効果がある!
・再び上を向いて歩き始めた日本と日本人の象徴として、スカイツリーが後世まで仰がれる塔となることを期待したい!


〜〜〜関連情報<参考>〜〜〜
スカイツリー タワーが希望を作り出す
2012.5.23 03:27 [主張]
 金環日食から2日続けて、多くの人が空を見上げたのではなかろうか。東京スカイツリーの開業である。
 高さは634メートルと、自立式電波塔としては世界一だ。  東京タワーが敗戦の荒廃から立ちあがり、高度経済成長へと向かう象徴だったように、スカイツリーには東日本大震災を乗り越えた、21世紀の日本の明るい未来を託したい。
 スカイツリーが建てられた墨田区は、典型的な東京の下町だ。 そこに最新のツリーが誕生した。 新鮮で刺激的な取り合わせだ。
 初日から見物客が殺到し、関連商業施設を含めると、同区で年約880億円の経済効果が試算されている。 落ち込んだ外国人観光客の呼び戻しにも期待がかかる。
 何よりも、スカイツリーには日本全体を明るい気分に包み込み、うつむきがちの日本人を勇気付ける効果がある。
 現在の日本は、長引く不況に加え震災や原発事故の災禍からも抜け出せないでいる。  国も国民も沈滞気味なこの時期に「平成の新塔」が誕生したことは、偶然としても意義深い。
 というのも、塔やタワーには実用的機能のほか「精神的支柱」としての役割があるからだ。 仏舎利(釈迦の遺骨)を納める五重塔など日本の古塔も、信仰の対象としてだけでなく、それを仰ぐ人々に安らぎや希望を与える建造物として存在してきた。
 スカイツリーは平成20年7月に着工し昨年3月、約620メートルに達したときに大震災に見舞われた。  しかし、法隆寺五重塔などにみられる「心柱」を参考にした耐震構造で、震度5弱の激しい揺れを凌(しの)いだ。   将来、首都直下地震が発生しても「損傷はほとんどないはず」と関係者は胸を張る。
 鉄骨も一本一本、職人の手作業で溶接された。根元の断面の正三角形が上に向かうにつれ円形となる複雑な構造だが、塔高に対するゆがみがわずか0・003%と、驚異的な正確さだ。
 昭和33年の東京タワー完成から54年、平成の東京スカイツリーが希望のバトンを引き継ぐ。
 伝統的建築技法にも学んだ現代日本の「モノ作り技術」の優秀さに自信を持とう。
 再び上を向いて歩き始めた日本と日本人の象徴として、スカイツリーが後世まで仰がれる塔となることを祈りたい。