・尖閣問題行動において、国際社会で責任ある国家として中国は間違っている

・中国軍の戦闘機は10日、尖閣諸島北方の東シナ海で日本領空の外側に設けられた防空識別圏に突入した。  航空自衛隊がF15戦闘機を緊急発進(スクランブル)させて対応し、中国機の領空侵犯はなかった。
・日本側の警告を無視して侵犯した外国機への対応だ。
 どの段階で警告射撃をするのか、相手の攻撃を受けた場合にどう反撃するか、現行の自衛隊法などではあいまいな点が多い。
・攻撃を受けてからでないと実力行使はできないとする「専守防衛」の見直しは急務だ! 攻撃を受けてからでは遅い!
尖閣問題行動において、国際社会で責任ある国家として中国は間違っている

〜〜〜関連情報<参考>〜〜〜
尖閣問題 中国は国家の間違い正せ
2013.1.12 03:13 [主張]
 沖縄県尖閣諸島に対し領海・領空侵犯を含む威嚇を強める中国の行動について、安倍晋三首相が11日の記者会見で、「国際社会で責任ある国家として間違っている」との見解を表明した。
 安倍首相は昨年9月の尖閣国有化後、中国国内で起きた暴力的な反日デモに触れ、「両国関係を毀損(きそん)するだけでなく、中国の経済・社会にも大きな悪影響を与える」とも語った。
 日系企業を破壊するなどの一連の中国側での行動に対する異例ともいえる強い警告であり、習近平総書記ら中国指導部は虚心坦懐(たんかい)に耳を傾けるべきだ。
 「間違っている」行動は今も続いている。
 中国軍の戦闘機は10日、尖閣諸島北方の東シナ海で日本領空の外側に設けられた防空識別圏に突入した。  航空自衛隊がF15戦闘機を緊急発進(スクランブル)させて対応し、中国機の領空侵犯はなかった。
 しかし、尖閣への挑発行動が拡大してくれば、偶発的な日中の武力衝突にもなりかねない。
 安倍首相が会見で、尖閣について改めて「海と領土を断固守る」と決意を表明し、領土問題で「(中国と)交渉する余地はない」と強調したのは当然だ。
 言葉だけでなく、中国側の恫喝(どうかつ)をはね返す具体策を準備しなければならない。
 中国国営メディアによれば、中国の関係機関による全国海洋工作会議で、国家海洋局幹部は尖閣の主権維持をめぐる争いが「先鋭化し複雑な局面に直面する」との認識を示した。  「尖閣は中国領土」との一方的な主張を正当化するため、今後は中国軍戦闘機の領空侵犯も起きかねない。
 政府が15日に閣議決定する平成24年度補正予算案に、スクランブル時に出動するF15戦闘機4機の近代化改修など約2124億円の防衛関係費や海上保安庁の領海警備体制の強化経費を計上したのは、必要最低限の措置である。
 差し迫った問題は、日本側の警告を無視して侵犯した外国機への対応だ。
 どの段階で警告射撃をするのか、相手の攻撃を受けた場合にどう反撃するか、現行の自衛隊法などではあいまいな点が多い。
 攻撃を受けてからでないと実力行使はできないとする「専守防衛」の見直しも急務だ。