シリアからテロ組織への武器の輸送を阻止するために必要なあらゆる手段を講じる。

イスラエルは以前から、ヒズボラなどのテロ組織への武器の輸送拠点や、シリアからイスラエルにとって脅威となりうるレバノンに武器を密輸しようとする者に対して攻撃を行うと明言している。
・「シリアからテロ組織への武器の輸送を阻止するために必要なあらゆる手段を講じる。これまでそうしてきたし、今後も必要なら行う」と語った。




〜〜〜関連情報<参考>〜〜〜
イスラエルがシリア空爆か=武器の移転阻止が目的   
古澤襄   2013.05.04
 <【ワシントン時事】米CNNテレビは3日、米当局者2人の話として、イスラエルがシリア国内を空爆したもようだと報じた。  米情報当局などは、2日か3日のいずれかの時点で攻撃が行われた確率が最も高いことを示す非公開データを得ており、内容を精査しているという。
 CNNによると、米国は、これと同時期にイスラエルレバノン領空で多くの軍用機を運用していたことを示唆するデータも入手している。  イスラエル機はシリア領空外から攻撃を加えたとみられるという。  データの内容は不明だが、レーダー情報である可能性もある。
 また、NBCテレビは空爆に関し、レバノンイスラムシーア派武装組織ヒズボラへの武器移送阻止を狙ったものだとした上で、米高官の話として、「化学兵器の運搬装置」と関わりがあるもようだと伝えた。(時事)>

 <(CNN)イスラエルが今週、シリアを空爆した可能性があることが、2人の米当局者の話から明らかになった。
 2人によると、現在、米国と西側の諜報機関が、イスラエルが2日から3日にかけて空爆を行った可能性を示す機密データの再調査を行っているという。 また米国は、イスラエルの複数の戦闘機が2日から3日にかけてレバノン上空を飛行したことを示すデータも入手しており、2つのデータは時間的に一致している。
 またレバノン陸軍も、現地時間の2日夕方から3日午後にかけて、イスラエルの戦闘機による16回の領空侵犯を確認している。
 しかし、当局者の1人は、米国がこれまでに入手した情報は限られており、これらの戦闘機が空爆を行った戦闘機か否かは確認が取れていないとしている。 また米国は今のところ、イスラエルの戦闘機がシリア領空に入って空爆を行ったとは考えていない。
 2人の当局者は、イスラエルがシリアの化学兵器貯蔵施設を攻撃したと考える理由はないとしているが、イスラエルは以前から、ヒズボラなどのテロ組織への武器の輸送拠点や、シリアからイスラエルにとって脅威となりうるレバノンに武器を密輸しようとする者に対して攻撃を行うと明言している。
 この件について、イスラエル軍はコメントを出していないが、あるイスラエル軍関係者はインタビューで「シリアからテロ組織への武器の輸送を阻止するために必要なあらゆる手段を講じる。これまでそうしてきたし、今後も必要なら行う」と語った。(CNN)