危機管理を怠るていたらくものが原発を稼動するなぞもっての外だ!

東京電力の無責任体質も度し難い。 東電の山下和彦フェローが「今の状態はコントロールできていないと考えている」と答えた。
・山下和彦フェローの発言の真意について、「汚染水の影響は港湾内にとどまっており、外洋は検出限界値以下で継続的な上昇も認められない」というこれまでの主張を繰り返したうえで、
「発言はそうした状況をふまえ、汚染水の港湾内への流出や貯水タンクからの漏洩(ろうえい)などのトラブルが発生しているという認識について言及したもの」との評論家的な見解を示した。
・主体性を持って、能動的にコントロールするのは東京電力の責務だ!
・政府任せで評論家的な右顧左眄の発言をするようでは、思い切って東京電力を破綻し、幹部全員の責任を取らせ、一時国有化するのが妥当だ!
・いまだに、危機管理体制をとっていない東京電力は、犯罪集団だ!
 危機管理を怠るていたらくものが原発を稼動するなぞもっての外だ!





〜〜〜関連情報<参考>〜〜〜
「コントロールできていない」の東電の無責任  
古澤襄   2013.09.14
  このところ存在感が薄れている民主党が、東京電力の幹部を集めて、福島第1原発の汚染水漏れ問題について「今の状態はコントロールできていると思うのか」と問いつめた。
  入れ替わり、立ち替わっての質問攻めで、東電の山下和彦フェローが「今の状態はコントロールできていないと考えている」と答えたから、鬼の首を取ったような騒ぎとなった。
  海江田代表は「東京電力が『コントロールできていない』と認めたことは重大な問題であり、安倍首相がオリンピック招致の際に述べた事実と違う。 臨時国会の召集も前倒しするよう野党一致して求めていきたい」と息巻いた。
  首相の食言と世界に伝われば、東京オリンピックが吹っ飛ぶこにもなりかねない。 何でも反対の民主党が先祖帰りしたのもさることながら、東京電力の無責任体質も度し難い。
  慌てた東京電力は山下和彦フェローの発言について、「コントロールできていない」の真意は「トラブルが発生しているという認識」だと記者会見で捕捉説明をした。
「汚染水の影響は港湾内にとどまっており、外洋は検出限界値以下で継続的な上昇も認められない」というこれまでの主張を汗をかきながら繰り返した。
人騒がせな発言をすることよりも、一日も早く貯水タンクから汚染水が漏えいしているのを遮断する対策を急ぐべきではないか。それは政府任せで評論家的な右顧左眄の発言をするようでは、思い切って東京電力の一時国有化でもするしかない。

東京電力は13日、山下和彦フェローの発言の真意について、「汚染水の影響は港湾内にとどまっており、外洋は検出限界値以下で継続的な上昇も認められない」というこれまでの主張を繰り返したうえで、「発言はそうした状況をふまえ、汚染水の港湾内への流出や貯水タンクからの漏洩(ろうえい)などのトラブルが発生しているという認識について言及したもの」との見解を示した。(産経)>

東京電力の幹部は、民主党が開いた会合で、福島第一原子力発電所の汚染水問題について、「今の状態はコントロールできていないと考えている」と述べました。
 これについて、菅官房長官は、貯水タンクから汚染水が漏えいしている個別の事象について述べたもので安倍総理大臣のIOC=国際オリンピック委員会の総会での発言とは矛盾しないと反論しました。
  民主党は、福島第一原発の汚染水問題への対応を検討するため、政府の担当者や東京電力の幹部らを呼んで福島県郡山市で会合を開きました。
 この中で、東京電力の山下和彦フェローは、「東京電力として対策を取っているが、想定を超えたことが起きており、申し訳なく思っている」と述べました。
 そのうえで、民主党の議員が、「安倍総理大臣は、IOC=国際オリンピック委員会の総会で、『状況はコントロールされており、まったく問題はない』と述べたが、発言のとおり、状況はコントロールできていると思うか」と質問したのに対し、山下氏は、「今の状態はコントロールできていないと考えている」と述べました。
 これに対して、菅官房長官は、午後の記者会見で、「何回か厳しく問い詰められて発言したと承知している。
 東京電力に確認したが、発言の趣旨は、『貯水タンクから汚染水が漏えいしているという個々の事象が発生しているという意味だ』と聞いている。  こうした個々の事象が発生したとしても、対策を予防的、重層的に講ずることで、汚染水の影響が海洋に及ばないようにしていく」と述べました。
 また菅官房長官は、記者団が、「安倍総理大臣のIOC総会での発言と異ならないのか」と質問したのに対し、「異ならないだろう。個々の事象として現実的にタンクから汚染水が漏えいしたことは事実だ。今までの1日1回のパトロールを4回にして応急的な対策を取るよう全力で取り組んでいる」と述べました。

■民主・海江田代表「速やかに閉会中審査を」
  民主党の海江田代表は記者団に対し、「東京電力が『コントロールできていない』と認めたことは重大な問題であり、安倍総理大臣がオリンピック招致の際に述べた事実と違う。
  国会の閉会中審査は今月末になるという話もあるが可及的速やかに開くべきであり、臨時国会の召集も前倒しするよう野党一致して求めていきたい」と述べました。(NHK)>

東京電力の山下和彦フェローは13日の民主党会合で、福島第1原発の汚染水漏れ問題について「今の状態はコントロールできているとは思わない」との認識を示した。国際オリンピック委員会(IOC)総会で「状況はコントロールされている」と断言した安倍晋三首相を真っ向から否定した格好だ。
民主党は13日午前、原発事故に関する対策本部(本部長・大畠章宏幹事長)会合を福島県郡山市で開催。資源エネルギー庁の中西宏典審議官は、山下フェローの発言を受け「今後はしっかりとコントロールできるようにする」と述べ、対策を急ぐ姿勢を強調した。
  大畠氏は会合後、記者団に「首相の責任問題もある。臨時国会召集を前倒しして国民に説明するよう求めたい」と表明した。民主党は首相発言の根拠を厳しく追及する構えだ。
  会合では、地元自治体や漁業関係者らの意見も聞いた。民主党は来週にも取りまとめる汚染水漏れの対策案に反映させて、首相官邸に申し入れる方針。(産経)>