従来の化学工場建設反対、火力発電所建設反対という住民運動が、ついにゴミ焼却炉建設反対にまで及んだ!

杭州に建設中のゴミ焼却炉は、アジア最大規模で一日の処理能力は3000トン。
・中国では各地にゴミ焼却炉が建設されており、2015年までに300カ所で新設が決まっている。
・大気汚染、PM2・5,地下水汚染。 奇病の蔓延。 ゴミ処理場もまた環境汚染に繋がるのは必然で、従来の化学工場建設反対、火力発電所建設反対という住民運動が、ついにゴミ焼却炉建設反対にまで及んだ!







〜〜〜関連情報<参考>〜〜〜
中国の住民運動は政府も手がつけられない   
宮崎正弘  2014.05.12
■新段階を迎えた 今度は大気汚染、水質汚染につながるとゴミ焼却炉の新設に反対
 ゴミの焼却能力が追いつかない中国。 風光明媚な杭州で住民による抗議行動は「焼却炉」建設反対である。
5月9日には、数千人の抗議行動に警官隊が出動し、パトカー数台が横転され、焼かれ、数十人の重軽傷者がでた。  死者も出たという報道もある。  警察は暴力行為に参加した住民29名を逮捕した。
  杭州に建設中のゴミ焼却炉は、アジア最大規模で一日の処理能力は3000トン。 杭州政府系の「杭州市城投集団」が建設を請け負い、近郊の中泰糸地区に建てられている。 同地区は都心から20キロあるが、付近は新興住宅地となった。
  生活が豊かになればゴミも増える。
  中国では各地にゴミ焼却炉が建設されており、2015年までに300カ所で新設が決まっている。 これにより焼却能力を35%まで高めるとして、住民の理解を求めてきたが、煤煙と悪臭に悩ませられることになる地域住民は「ほかの場所にたてろ」と反対の声をあげたのだ。
大気汚染、PM2・5,地下水汚染。奇病の蔓延。ゴミ処理場もまた環境汚染に繋がるのは必然で、従来の化学工場建設反対、火力発電所建設反対という住民運動が、ついにゴミ焼却炉建設反対にまで及んだことは注目に値するのではないか。