・無駄な歳出を無くすという税制全体で財源を見いだす実現可能な方策を目指せ!

・三条 健です。
・忘れてはならないのは、経済成長と両立させるべき財政健全化への取り組みだ!
・成長で税収を増やし、財政再建につなげ、さらなる成長に結びつけるという好循環の実現だ!
・約10年で団塊の世代は75歳以上の後期高齢者となり、医療や介護の給付増は、確実に財政収支上の重い負担となる。
・20年秋のリーマン・ショック以降、膨張したままの歳出の削減は欠かせない。景気回復で税収が増えたからといって、バラマキに走ることは許されない。
・無駄な歳出を無くすという税制全体で財源を見いだす実現可能な方策を目指せ!









〜〜〜関連情報<参考>〜〜〜
骨太の方針 成長と財政再建に覚悟を
2014.6.14 03:25 [主張]

 政府が経済財政運営の指針となる「骨太方針」の素案をまとめた。 脱デフレの足取りを確かなものとし、持続的な経済成長を図るため、確実に実現していかなければならない最重要政策だ。
 企業の活性化につながる法人税の実効税率引き下げについて、平成27年度から数年で20%台にすると明記し、人口減少対策に本腰を入れることも打ち出した。
 いずれも経済の活力維持に欠かせないもので評価できる。
 忘れてはならないのは、経済成長と両立させるべき財政健全化への取り組みである。 成長で税収を増やし、財政再建につなげる。 それをさらなる成長に結びつけるという好循環の実現こそ、安倍晋三政権の責務といえる。
 国と地方の基礎的財政収支を32年度までに黒字化するとした国際公約を維持し、その具体的な道筋を早期に明示するよう検討することを盛り込んだ。ぜひ効果的な収支改善策を講じてもらいたい。
 もはや黒字化目標を掲げるだけでは意味がない。 4月に8%への消費税増税を予定通り実施した意義は大きい。 だが、内閣府の試算では、来年10月に消費税率を10%に再引き上げしても、32年度の収支には約12兆円の赤字が残る。
 しかも、約10年で団塊の世代は75歳以上の後期高齢者となる。医療や介護の給付増は、確実に財政収支上の重い負担となる。
 収支の黒字化は財政健全化の第一歩にすぎず、先送りするゆとりはない。20年秋のリーマン・ショック以降、膨張したままの歳出の削減は欠かせない。
 景気回復で税収が増えたからといって、バラマキに走ることは許されない。 社会保障を含め「聖域なき見直し」を掲げたのは当然である。
 骨太方針には、経済財政諮問会議で半年ごとに財政健全化の進捗(しんちょく)状況を確認することが盛り込まれた。 政権が一体となって取り組み、政策の遅れが生じれば直ちに対応をとることが重要だ。
 引き続き注視すべきは、年末まで結論を先送りした法人税引き下げの代替財源をどうするかだ。
 素案は「恒久財源を確保する」としたが、曖昧さを残した。 経済成長と財政健全化を両立させる政権の覚悟は、この問題への対応にも表れる。
 税制全体で財源を見いだす実現可能な方策を目指してほしい。