・ISISの跳梁跋扈でイラクが無政府状態となるやクルドは電光石火の作戦でバイハッサンと、キルクークの二つの油田を制圧した。

イラクのマリキ政権は統治能力がなく、イランも南部のシーア派居住区の防衛を背後から応援しているが、その「聖域保守」だけで精一杯。
・トルコは、もっとも強くクルドの独立に反対してきたが、情勢の激変、シリアからの難民問題を抱えており、クルド独立に反対する姿勢が弱まってきた。
クルド族は推定人口1500万人。 イラク、トルコ、イランの山岳地帯に住んでいるが、ながらくこれら三国が反対してきたため、独立は叶わなかった。
・ISISの跳梁跋扈でイラク無政府状態となるやクルドは電光石火の作戦でバイハッサンと、キルクークの二つの油田を制圧した。 両方で日量40万バーレルの石油が生産できる。








〜〜〜関連情報<参考>〜〜〜
クルド独立の展望がみえてきた    
宮崎正弘   2014.07.21
イラクはそれどころではなく、イランもあきらめ、トルコは反対しない
  クルド族は推定人口1500万人。 イラク、トルコ、イランの山岳地帯に住んでいるが、ながらくこれら三国が反対してきたため、独立は叶わなかった。
 アラブ人とはことなるため、自治区を形成したきたが、突如、ISISの跳梁跋扈でイラク無政府状態となるやクルドは電光石火の作戦でバイハッサンと、キルクークの二つの油田を制圧した。 両方で日量40万バーレルの石油が生産できる。
 すでにイラクのマリキ政権は統治能力がなく、イランも南部のシーア派居住区の防衛を背後から応援しているが、その「聖域保守」だけで精一杯。国内の経済がそれどころではなく、支援に疲れが見られる。

 トルコは、もっとも強くクルドの独立に反対してきたが、情勢の激変、シリアからの難民問題を抱えており、クルド独立に反対する姿勢が弱まってきた。  ひょっとしてクルド族の独立のシナリオも実現が視野に入ってきたように想える。