・「円高が進んでも再び中国に生産を戻すことはない。国内で生産する方がコスト安になる」とダイキンは強調した。

ダイキン「再び中国に生産を戻すことはない」 今期最終は過去最高益の1369億円   売上が初の2兆円超えを記録したダイキン
・2015年度に家庭用エアコンの一部を中国から滋賀県草津市の滋賀製作所に戻した。
・「円高が進んでも再び中国に生産を戻すことはない。国内で生産する方がコスト安になる」とダイキンは強調した。









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2016.5.11 16:47更新   チャイナリスク回避?!ダイキン
「再び中国に生産を戻すことはない」 今期最終は過去最高益の1369億円   売上が初の2兆円超えを記録したダイキン

 ダイキン工業が10日発表した平成28年3月期連結決算は、売上高が前期比6・7%増の2兆436億円、営業利益が同14・3%増の2178億円、最終利益は同14・5%増の1369億円だった。売上高が初めて2兆円を超え、利益とともに3期連続で過去最高を更新した。
 十河政則社長は同日、大阪市内で開いた記者会見で、昨年度に家庭用エアコンの一部を中国から滋賀県草津市の滋賀製作所に戻したことについて「円高が進んでも再び中国に生産を戻すことはない。国内で生産する方がコスト安になる」と強調した。
 主力のエアコンなど空調事業は、米国では24年に買収したグッドマン社が業績を押し上げ、欧州では猛暑の影響で販売を拡大した。中国は景気減速で販売が伸び悩んだが、自前の専門店経由で高価格帯の住宅用商品の販売を広げ、利益を確保した。
 29年3月期は円高により営業利益が265億円押し下げられるが、固定費削減や販売拡大で増収増益を計画。十河社長は会見で「間接部門の効率化、第一線への人員シフトを進めたい」と述べた。